弱視斜視・小児眼科合同学会

第76回日本弱視斜視学会総会・第45回日本小児眼科学会総会合同学会が開催されます。

本来であれば、本日6月26日から27日にかけて、大阪で開催される予定でありました同学会ですが、4月の第124回日本眼科学会総会(日眼)同様、WEB開催となりました。

クリニックの外来を2日間も休診にして大阪にまで出張するわけにはいかないので、当初は参加を見合わせるつもりでおりましたが、WEB開催に変更になったことで一転、自宅や職場からでも参加できることになったため急遽申し込み参加登録を済ませました。

7月3日からWEB開催が始まります。4月の日眼同様、興味深い演題がありましたら随時当ブログで記事にしたいと考えています。抄録集を見ましたが、すでに早く閲覧してみたい演題が複数あって楽しみです。

見つけよう!弱視

当院でも導入している乳幼児の視覚スクリーニングのための機器「スポット・ビジョン・スクリーナー」の製造会社であるウェルチ・アレン・ジャパン株式会社が弱視の啓発動画を公開しています。ぜひご覧ください。

「見つけよう!弱視」

https://youtu.be/1YF58M9zH28

動画を見て、お子様にぜひスクリーニング検査をやってもらいたい、と思われた保護者の方はお気軽に順伸クリニック眼科までお越しください。

検査に要する時間は泣いたりしていなければ数秒程度です。近視、遠視、乱視などの屈折度数異常、あるいは眼の軸ずれ(斜視)などの弱視のリスクとなる疾患がスクリーニングできます。

スポット・ビジョン・スクリーナーによるスクリーニングについてはホームページ内のこちらをご覧ください。

小児弱視・斜視外来のお知らせ

順伸クリニック眼科では、特殊外来として「小児弱視・斜視外来」を設けております。

強い遠視や乱視などの屈折度数異常などが原因で視力の発達が妨げられている状態を「弱視」といいます。また、やはり強い遠視などが原因で眼の軸ずれが起きてしまっている(左右の眼が同じ方向を向いていない)状態を「斜視」といいます。いずれも発見が遅れると改善がしにくくなる可能性があるため、早期発見・早期治療が大切です。

弱視と斜視の検査は専門性が高いため、視能訓練士によるより精密かつ正確な検査が必要です。「視能訓練士」とは国家資格であり、眼科全般の検査のプロフェッショナルである専門技術職です。当クリニックの小児斜視・弱視外来では、視能訓練士の方に来ていただき、眼科医師と共同で皆さまの診療に当たらせていただいております。

これまでは小児弱視・斜視外来は毎週火曜日の午後の1枠のみとしておりました。この5月から、従来の視能訓練士(大学病院で長く弱視・斜視診療業務に携わっていた方です)に加え、もうひとりの視能訓練士(複数の小児専門病院での豊富な勤務経験を持つ熟練の方です!)の勤務が始まりましたので、追加枠を水曜日の午後に設けました。

斜視が気になる、あるいは斜視かも?と思われる方(及び保護者の方)は、可能でしたら火曜日午後もしくは水曜日午後の「小児弱視・斜視外来」を指定して受診くださるようお願い申し上げます。また、一般外来で検査及び診察した結果、弱視や斜視の疑いがある、と診断した場合も、2回目以降は小児弱視・斜視外来での診察をお勧めさせていただく場合がございます。

※小児弱視・斜視外来でも一般眼科の患者さんの受診は可能ですので安心してご来院ください。