小児科診療
- 一般診療
発熱・咳・鼻汁などのいわゆる風邪症状(乳児ではRSウイルス、ヒトメタニュウモウイルスが原因のことがあります)や嘔吐下痢(ロタウイルスやノロウイルスが原因のことがあります)などの急性胃腸炎症状を診察します。
その他、溶連菌咽頭炎、マイコプラズマ肺炎、アデノウイルス咽頭炎や冬季にはインフルエンザも診療します。
- てんかん
全身をガクガクさせる病気にてんかんがあります。いろいろなタイプがあります。意識が無くなるだけのタイプもあります。小児期のてんかんには思春期になると自然に治癒するタイプのものがあります。
高熱時に起こるけいれんは熱性けいれんです。生後6ヶ月から5歳頃までに見られます。熱性けいれんは再発することがあります。
- 肝臓病・胆汁酸代謝異常
子供の肝臓病は比較的少ない病気ですが、中には肝硬変になって重症になる場合もあります。先ず、成熟児で生後2週間経過しても黄疸が認められる場合には、遷延性黄疸の原因を検査する必要がありますが、原因の多くは母乳性黄疸です。この場合には便色は黄色で、尿は無色透明です。もし、便の色が白く、尿が黄色~茶色の場合には、精密検査が必要なことが多いようです。肝臓病を疑う身体所見は、皮膚の色、しろ目、便そして尿の色が決め手ですので、よく観察することが大事です。医師に相談する場合には、スマホなどの写真や便そのものを持参すると診療の参考に大いに役立ちますので、ぜひ実行してください。
- 喘息・食物アレルギー・アトピー性皮膚炎やその他の皮膚疾患
ゼイゼイする咳、呼吸困難などを繰り返す場合、気管支喘息のことがあります。
症状の程度によっては長期の治療が必要です。小児の気管支喘息は年齢とともに症状が軽快していくことが多いです。食物アレルギーでは鶏卵製品、牛乳製品、大豆製品、小麦製品などを食べることで皮膚の湿疹、蕁麻疹(じんましん)、呼吸困難などの症状が出現します。他の食品でも症状が見られることがあります。血液検査が診断に役立ちます。
- 起立性調節障害
朝なかなか起きられない、立ちくらみ、頭痛などの症状が続く場合、起立性調節障害のことがあります。起立テスト(20分間起立状態で血圧や脈を測定します)が診断に役立ちます。
- 夜尿症
小児科の設備
- 白血球・CRP検査器
- 鼻吸引・吸入器
- 体重身長計
- オムツ交換台
- 空気清浄機(待合室)
- 感染症診察室