第124回日本眼科学会総会

日本で開催される眼科の2大学会として毎年春に開催される日本眼科学会総会(通称「日眼」)と秋に開催される日本臨床眼科学会(通称「臨眼」)があります。

本日より2大学会のひとつである「第124回日本眼科学会総会」が始まりました。

・・・といっても、この社会状況下で通常通り開催されるはずもなく、WEB配信による開催となってしまいました。

本来であれば4月16日から19日まで東京・有楽町の東京国際フォーラムでの開催予定でしたが、本日4月27日から5月10日までの期間の間、演題の資料(powerpointのスライドなど)を各自でアクセスして閲覧する、という形式です。

WEB配信のセミナーなどは閲覧した経験がありますが、大規模な学会にこのような形で参加するのは初めてです。開催期間も長いので、大型連休の間に不要不急の外出は控えて家でたくさん見て勉強してください、ということなのでしょう。

学会抄録集によると、採択された演題は513題です。通常開催の学会であれば、複数の発表会場で同時進行で消化されていくので、全ての講演を拝聴する、というのは物理的に不可能です。しかしWEB開催であれば、理論上はそれも可能ですし(そこまでする変人、いや熱心な先生はさすがにいないでしょうが)、何よりもう一度閲覧して内容を再確認できるところが良いのではないでしょうか。学会会場で親しい先生方とお会いしたり、地方主催の学会に遠征して郷土料理などを楽しむという娯楽はありませんが、室内でひとりで参加する学会も悪くないのかもしれません。

閲覧した演題で興味深く新しい知見が得られたような内容のものは、ブログ上でも皆さんに伝えられるように分かりやすく要約して今後随時紹介していきたい、と思います。