小児救急検索
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- あ
●アナフィラキシーショック
予防接種、薬物服用後、虫刺され後、ある種の食物を摂取後30分(数分~数十分)以内に以下の症状がでる。- 蕁麻疹+ 皮膚のかゆみ+ せき込み+ 呼吸困難+ チアノーゼ(口唇が紫色になる)+ 冷や汗+ 脈拍増加+ めまい(血圧低下)+ 意識障害
-
軽い蕁麻疹程度であれば、かかりつけ小児科を受診する。
全身に広がったりせき込みが見られたら救急車を依頼する。エピペンを携帯している場合にはすぐに使用し、この場合にも必ず救急車を呼ぶ。エピペンを使用して、一時的に改善するも、その後に再発する可能性が大きい。
対策
●予防接種後などは、およそ30分間は医療機関内で様子観察する。
●薬物による副作用のアナフィラキシーショックは、既往歴を常に医師や薬剤師に伝える
●食物や虫刺症の既往歴がある場合は、エピペンをかかりつけ小児科で処方してもらい、携帯する。
- い
●意識障害
軽度の意識障害ではかかりつけ小児科を受診するが、呼びかけに反応しない場合には至急救急車を呼ぶ。下記の乳幼児意識レベル評価を参考にしてください。- 意識障害+ 発熱+ (けいれん)
- かかりつけ小児科を受診して病院小児科を紹介してもらう。
- (意識障害)+ 発熱+ 頭痛+ 乳児では大泉門の膨張+ 嘔吐+ (けいれん)+ 不機嫌
-
髄膜炎(ずいまくえん)の疑い
かかりつけ小児科を受診して病院小児科を紹介してもらう。
- 意識障害+ 発熱+ 咳+ 呼吸困難
-
重症肺炎の疑い
病院小児科を紹介してもらう。
- 意識障害+ けいれん(無熱)
-
てんかんの疑い
かかりつけ小児科を受診する。20分程度けいれんが持続しそうな場合には、けいれん重積が疑われるので救急車を呼ぶ。
- 意識障害+ 不機嫌+ 食欲低下+ 顔面蒼白+ 不活発
-
不整脈の疑い
かかりつけ小児科を受診して病院小児科を紹介してもらう。乳幼児の不整脈の診断はむずかしい。乳児では笑わなくなり、哺乳力が低下したり元気がなくなるというような不特定な症状である。
- 意識障害+ 冷や汗+ 頭痛(けいれん)
-
低血糖の疑い
かかりつけ小児科を受診して大至急病院小児科を紹介してもらう。
- 意識障害+ 頭痛+ 吐き気+ 高体温
-
熱中症の疑い
かかりつけ小児科を受診して、状態により病院小児科を紹介してもらう。体温が40度以上の場合には、大至急受診する。
(嘔吐)40℃以下(2度:中等度)40℃以上(3度:重症)
- 意識障害+ 皮膚の蒼白+ チアノーゼ+ 冷や汗+ 脈拍増加
-
アナフィラキシーショックの疑い
救急車を呼び、なるべく早くかかりつけ小児科、一番近い医療機関、救急病院を大至急受診する
- 意識障害(救急)
-
「声を出して笑わない」という軽度のものから「痛み刺激に反応しない」という重度のものまで大きな差がある。
下記の乳幼児意識レベル評価法を参照して下さい。
全て救急病院への受診が必要である。<意識障害の見分け方>乳幼児意識レベル評価法(JCS :Japan Coma Scale) 軽症 - あやすと笑う、ただし不十分で、声を出して笑わない
- あやしても笑わないが、視線は合う
- 母親と視線が合わない
- 飲み物を見せると飲もうとする。あるいわ乳首を見せれば欲しがって吸う
- 呼びかけると開眼して目を向ける
- 皮膚をつねるなどの痛み刺激を加えつつ、呼びかけを繰り返すと、かろうじて開眼する
- 刺激に対して払いのけるような動作をする
- 痛み刺激に対して手足を動かしたり顔をしかめる
- 痛み、刺激に反応しない
重症 ※インフルエンザに感染して、患児が「何かにおびえるような様子」が見られたら、かかりつけ医に受診するか、夜間では救急車を依頼する。インフルエンザ脳症が疑われる。予防はインフルエンザワクチンしかない。抗ウイルス薬は効果がない。
- い
●異物誤嚥(いぶつごえん)
- タバコの誤食
- 乳幼児のタバコ中毒症はタバコ2本(吸殻6本)以上なので、それ以下では処置しないのが原則。
- ボタン電池誤飲
- かかりつけ小児科より小児の内視鏡ができる病院を紹介してもらう
一般市民専用電話(情報料:無料)
大阪 0990-50-2499(365日、24時間対応)
つくば 0990-52-9899(365日、9~21時対応)
タバコ専用電話(情報料:無料、テープによる情報提供)財団法人日本中毒情報センター大阪 電話:072-727-2499(365日24時間 )
注意:誤食物では、ガソリンのようにすぐに吐かせてはいけないものがあるので、注意すべきである。 - お
●黄疸(おうだん)
※黄疸とはしろめ(眼球結膜)や皮膚が、肝臓でできる「ビリルビン色素」により黄色に見える状態をいう。
※ミカンや野菜ジュースの摂り過ぎで皮膚(特にてのひら)が黄色くみえるのは黄疸ではなくて柑皮症という。この場合にはしろめは黄色くならない。
※成熟新生児では、生後14日目位までは黄疸が存在することがある。(新生児黄疸)がそれ以降も黄疸が認められた場合には遷延性黄疸といい、病的であるために精査が必要である。かかりつけ小児科医へ受診。
※未熟児(低出性体重児)では、生後3週間まで黄疸が続くことがある。新生児期の黄疸で最も頻度が高いのは母乳性黄疸であるが、便がうす黄色や白っぽくなる事は無い。- 母乳栄養児+ 黄疸+ 便・黄色+ 尿・無色
-
母乳性黄疸の疑い
かかりつけ小児科へ
- 黄疸(皮膚の色が暗い黄色)+ (濃い)褐色尿+ 灰白色便
-
閉塞性黄疸(濃い黄色~茶色の尿や、薄黄色~しろっぽい色の便となる。胆汁の流れが障害されている)乳児黄疸ネット 参照
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 食欲不振+ 不活発+ 黄疸+ 意識障害
-
劇症肝炎などの急性肝不全が疑われる
かかりつけ小児科から大学病院小児科を紹介してもらう
- 黄疸+ けいれん
-
頭蓋内出血のことがある
救急車で大学病院へ
閉塞性黄疸のために、脂術前の胆道閉鎖症では、溶性ビタミンであるビタミンKの吸収不良が原因で、腸(メレナ)や脳出血することがある。
- お
●嘔吐(おうと)
母乳、ミルクまたは食物などを吐いた場合、嘔吐後にケロリとしていたり、その後再び水分などを飲ませても吐かない場合には様子を見ていて良い。
嘔吐物が黄色 → 胆汁が逆流している。腸の運動過敏、腸閉塞に注意。
哺乳後に噴水状に母乳やミルクを嘔吐するため、体重が増加しない。肥厚性幽門狭窄症、噴門弛緩症などの鑑別診断のためにかかりつけ小児科を受診し、病院小児科を紹介してもらう。- 離乳食を開始した頃の乳児で複数回の嘔吐+ 周期的な不機嫌+ 血便
-
腸重積症の疑い(足をちぢめて泣き叫ぶ)
治療が必要なためにかかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう。24時間を経過すると、手術となる可能性があるので、至急受診が必要である。
- 頻回の嘔吐(胆汁を含む)+ 激しい腹痛
-
腸閉塞の疑い
かりつけ小児科から小児外科がある病院小児科を紹介してもらう。
- 嘔吐+ 38度以上の発熱+ 大泉門の膨張+ 不機嫌
-
髄膜炎の疑い
直ちにかかりつけ小児科から大学病院などの小児科を紹介してもらう。時間外の場合には、救急車を要請する。
- 髄膜炎が進行するとけいれん+ 意識障害
-
脳炎・脳症の疑い
かかりつけ小児科から大学病院小児科を紹介してもらう。時間外は救急車。
- 嘔吐+ 腹痛+ 発熱
-
急性虫垂炎の疑い
かかりつけ小児科から病院小児外科を紹介してもらう。急性虫垂炎が疑われて、腹部全体がいたい場合には腹膜炎の併発が疑われるので、至急病院小児外科を受診する。
3歳以下の小児は診断が困難で大部分が腹膜炎を併発している。
炎症が骨盤内に進展すると下痢を伴うことがある。
年長児ではジャンプさせて着地時の右下腹部痛の有無を確認する。
先ずかかりつけ小児科を受診し、疑いがあれば小児外科を紹介してもらう。
- 嘔吐+ 下痢
-
急性胃腸炎の疑い
かかりつけ小児科で治療。元気がなくて尿が出ない場合には、脱水症となっている可能性があるので点滴治療のために病院小児科を紹介してもらう。
- 嘔吐+ 下痢(白色)
-
ロタウイルス性胃腸炎の疑い
かかりつけ小児科へ
- 嘔吐+ 下痢+ 腹痛+ 血便+ 発熱
-
細菌性腸炎の疑い
かかりつけ小児科へ
- 細菌性腸炎+ 激しい腹痛
-
腸管出血性大腸炎(O157)の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう。
- 腸管出血性大腸炎+ けいれん+ 意識障害
-
溶血性尿毒症症候群(ようけつせい にょうどくしょう しょうこうぐん)の疑い
かかりつけ小児科から大学病院小児科を大至急紹介してもらう
- か
●開口障害(かいこうしょうがい):口が開けない状態
- (釘、竹、木片などによる刺し傷があって)開口障害+ 嚥下困難+ 痙笑(わらっているようにみえる)
-
破傷風の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を大至急紹介してもらう。予防注射3種または4種混合ワクチンを接種し、11歳時の2種混合ワクチンを接種している場合には、20歳までは感染する可能性は少ない。- +けいれん+ 呼吸障害+ 著しい発汗
- 重症例では、このような症状も出現する。
- 痛くて開口障害+ 耳下腺部(耳の付け根)の腫脹
-
流行性耳下腺炎の疑い
かかりつけ小児科へ- +流行性耳下腺炎+ 激しい頭痛
-
急性膵炎の合併
ウイルス性髄膜炎の合併
- +流行性耳下腺炎+ 難聴
- 急性膵炎の合併
- +流行性耳下腺炎+ 睾丸腫脹と痛み
-
睾丸炎の合併
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- け
●けいれん
- 有熱性けいれん( 頭痛・ 嘔吐・ 視力障害などはない)
-
熱性けいれんの疑い
かかりつけ小児科へ
小児のけいれんの70%~80%は熱性けいれんである。大部分は数分間で止まる
- 無熱性けいれん( 頭痛・ 嘔吐・ 視力障害などはない)
-
てんかん、低血糖の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を大至急紹介してもらう
- けいれん+ 頭痛+ 嘔吐+ 発熱
-
髄膜炎の疑い
かかりつけ小児科から大学病院小児科を大至急紹介してもらう
- けいれん+ 頭痛+ 嘔吐
-
脳血管障害の疑い、脳腫瘍の疑い 頭部外傷の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科、脳外科を紹介してもらう
・ 10分以上けいれんが持続する場合は救急
・ 38.5度以下の発熱の場合
・ 四肢のけいれんが左右不対象の場合
・ 1日に複数回のけいれんがある場合病院小児科を紹介してもらう- けいれん+ 38度以上の発熱+ 意識障害+ インフルエンザ感染症
-
インフルエンザ脳症の疑い
かかりつけ小児科からただちに大学病院小児科を大至急紹介してもらう
インフルエンザ脳症では、「何かにおびえているような様子」がみられることがある。インフルエンザ脳症はタミフル服用の有無に関係なく生じるために、予防はインフルエンザワクチン接種のみである。インフルエンザ脳症の初発症状は見えないものが見えたり、恐怖感を訴えることが多い。
- けいれん(20分間以上)+ 38.5度以下の発熱
-
てんかんのけいれん重積の疑い
かかりつけ小児科からただちに病院小児科を大至急紹介してもらう
- け
●血便(けつべん)
- 血便+ 嘔吐+ 周期的な不機嫌(下肢をちぢめて激しくなく)
-
(乳児に多い)腸重積症の疑い(24時間以上経過すると腸が腐ってしまう)
かかりつけ小児科から病院小児科を大至急紹介してもらう
- 血便+ 下痢+ 激しい腹痛+ 発熱
-
腸管出血性大腸菌の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 血便+ 下痢+ 激しい腹痛+ 発熱
-
腸管出血性大腸菌の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう- +意識障害+ けいれんなどの神経症状
-
溶血性尿毒症症候群を合併することがある
(原因)0157を代表とする腸管出血性大腸菌の経口感染(食中毒)かかりつけ小児科からただちに大学病院小児科を大至急紹介してもらう
- げ
●下血(げけつ)
下血とは血液が肛門から排泄されることで、鼻から肛門の間からの出血を意味します。赤い鮮血の場合には、腸管や肛門からの出血が考えられる。メッケル憩室炎では、鮮血と黒色の便が出ることがある。大量の吐血(嘔吐)や下血はショック状態なりうるので、救急病院の受診が必要です。- 下血+ 意識障害+ 顔面蒼白+ 脈拍数低下+ 手足の冷感+ 顔色不良
-
ショック状態の疑い
かかりつけ小児科からただちに大学病院小児科を大至急紹介してもらう
- げ
●下痢(げり)
- 下痢+ 嘔吐+ 腹痛+ 発熱
-
急性胃腸炎の疑い、食中毒の疑い
かかりつけ小児科へ
- 下痢+ 血便+ 腹痛+ 発熱+ 嘔吐
-
細菌性腸炎の疑い
かかりつけ小児科へ
・鶏肉が原因 → カンピロバクタ感染症の疑い
・高熱の場合 → サルモネラ感染症の疑い
かかりつけ小児科へ・強度の腹痛 → 0157感染症の疑い
病院小児科を紹介してもらう
- 下痢+ 粘血便+ 発熱+ 関節痛+ 体重減少
-
潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)の疑い
(10歳代~ 貧血+皮膚病変+口内炎+眼病など)
かかりつけ小児科から大学病院小児科を紹介してもらう。大腸内視鏡検査が必要。
- 下痢+ 腹痛+ 発熱+ 体重減少+ 低栄養+ 貧血+ 成長障害
-
クローン病の疑い(10歳代~)
かかりつけ小児科から大学病院小児科を紹介してもらう。大腸内視鏡検査が必要。
- こ
●肛門の上の方にある小さな凹み(ディンプル、へこみ)
(腰仙部脂肪種)皮膚の色が紫色(ほくろ?)、赤い(血管腫?)、割れ目の左右差などがある(スワンネック)、盛り上がりの左右差などが存在する場合には、歩行障害などが出現する可能性があるので、精密検査の必要がある。超音波検査、CT, MRIなどが必要である。 - こ
●呼吸困難(こきゅうこんなん)
症状は多呼吸、無呼吸、努力呼吸(陥没呼吸:ノドの付け根辺りが息を吸う時に凹となる。)
鼻翼呼吸:息を吸う時にハナの穴を大きくふくらませる呼吸。
肩呼吸:息を吸う時に肩を大きく上下させる。
チアノーゼ(口唇が紫色となる)、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー音がする)などがある。- 呼吸困難+ 発熱+ 喘鳴(ぜんめい)+ 生後4カ月頃の乳児+ 冬季
-
急性細気管支炎(きゅうせいさいきかんしえん) (RSウイルス感染による)
かかりつけ小児科へ
状態によっては 病院小児科を紹介することもある。特効薬はないので、対症療法となる。
- 呼気性呼吸困難+ 咳+ 喘鳴(ぜんめい)+ 睡眠障害(起座呼吸/上半身を起こして呼吸する)
-
気管支喘息(きかんしぜんそく)の疑い
かりつけ小児科を受診する。食事、睡眠、歩行などが困難で、呼吸困難が重症な場合には救急車を依頼し、大至急大学病院小児科へ紹介してもらう。- +呼吸困難が重症な場合
-
重症喘息の疑い
救急車を依頼し、大至急大学病院小児科へ紹介してもらう。重症喘息は現在でも死亡する可能性がある。日常の管理が大切である。
- 食事、睡眠、歩行などの日常生活に支障+ 吸気性呼吸困難+ 犬吠様咳嗽(犬やオットセイが吠えるようなセキ)+ 声がれ
-
感染性クループ(急性喉頭炎 きゅうせいこうとうえん)の疑い
かかりつけ小児科へ
早朝 AM4:00 頃に悪化する事があり、患児が熟睡できない場合は救急車を呼ぶ。救急病院小児科を大至急受診すべきである。様子を見ていても改善しない。
- 急性喉頭炎+ 発熱+ 短時間で急速に呼吸困難の増悪
-
急性喉頭蓋炎(きゅうせいこうとうがいえん)の疑い
日本では症例は少ないが、進行性の呼吸困難を伴う急性喉頭炎は、救急車を依頼し、大きな救急病院を大至急受診(窒息で死亡する可能性がある)
原因:ヘモフィルス インフルエンザ菌b型の感染、敗血症を伴う。
- 呼吸困難+ 意識障害+ 皮膚の蒼白+ チアノーゼ+ 冷や汗+ めまい+ 蕁麻疹
-
アナフィラキシーショックの疑い
発症30分以内にかかりつけ小児科、近くの医療機関、または、できれば大学病院小児科大至急受診
- し
●失神(しっしん)
短時間で回復する。体位を保持できない意識消失発作をいう。大部分は乳幼児ではなく年長児~思春期頃の小児に発症する。<失神を起こす病気>
・ 血管迷走神経失神:予防接種の痛みなどによる。思春期。
・ 起立性低血圧:思春期。
・ 除脈性不整脈(心不全症候群):年齢に関係ない。
・ 頻脈性不整脈(心室細動):年齢に関係ない 乳児では哺乳力が低下して活気も低下する。
・ 心拍出量減少(心筋炎、心筋症):年齢に関係ない。
・ 過換気症候群、ヒステリー:思春期。意識消失障害が自然に回復してもかかりつけ小児科を受診して、病院小児科への受診の必要性を判断してもらう。 - し
●斜視(しゃし)
両眼の視線が目標に向かってそろわず、片眼の視線が目標とは別の方向に向かっている状態である。頭蓋内や眼窩内の腫瘍で麻痺性斜視を起こし、眼球運動障害がみられる。視力障害による斜視もあり、乳幼児の網膜にできる腫瘍(網膜芽細胞腫 もうまくがさいぼうしゅ)で斜視や白色瞳孔が生じる。いずれにしても眼科医を受診すべきである。
※注意:偽斜視(ぎしゃし):乳幼児では鼻根部が低いので内斜視(よりめ)のようにみえるがペンライトで両眼を照らすと両眼角膜中央に光が当たる。念のため眼科医に相談する。 - し
●出血斑(しゅっけつはん)
皮膚特に下肢に紫色の斑点が出現する。透明なプラスチックで圧迫しても紫斑は消えないが、発疹は消える。- 出血斑+ 鼻出血(止まりにくい)
-
血小板減少性紫斑病の疑い、再生不良性貧血の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 出血斑+ 鼻出血(止まりにくい)+ 微熱+ 元気が無い
-
白血病の疑い
かかりつけ小児科から大学病院小児科を紹介してもらう
- 出血斑+ 腹痛+ 関節痛+ 虫刺症、溶連菌感染後
-
IgA血管炎(アレルギ―性紫斑病)の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 血管性紫斑病+ 激しい腹痛
-
腸穿孔(ちょうせんこう)の疑い
かかりつけ小児科から救急車を依頼して、大学病院小児外科を大至急紹介してもらう
- 血管性紫斑病+ 激しい腹痛+ 血便
-
腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 血管性紫斑病+ 血尿+ 蛋白尿
-
紫斑病性腎炎(しはんびょうせいじんえん)の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- し
●しろ目(眼球結膜)の充血
- 眼球結膜の充血+ 5日以上続く38.5度以上の発熱
-
川崎病の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 眼球結膜の充血+ 39度~40度の発熱+ 咳+ 鼻汁
-
麻疹(ましん)の疑い
かかりつけ小児科へ
- 眼球結膜の重度充血+ 眼脂(めやに)+ 発熱
-
流行性角結膜炎の疑い
眼科へ
- 眼球結膜の充血+ 39度の5日間の発熱+ 咽頭痛
-
咽頭結膜熱(プール熱)の疑い、アデノウイルス
かかりつけ小児科へ
特に乳幼児の流行性角結膜炎は、眼科を受診する。家族にも感染する可能性がある。 - じ
●耳痛(じつう) 耳の中が痛い
鼻汁などが存在する感冒様症状があり、突然耳痛を訴え、乳幼児は泣き叫ぶ。
急性中耳炎:耳痛が激しく泣き叫ぶ場合には耳鼻科を救急受診して鼓膜の切開を行う。- 感冒症状+ 発熱+ 耳痛+ 不機嫌+ 不眠
-
急性中耳炎
かかりつけ小児科から耳鼻科を紹介してもらう- 急性中耳炎+ 黄色の耳だれ
-
鼓膜穿孔(こまくせんこう)(鼓膜に穴が開くこと)
かかりつけ小児科から耳鼻科を紹介してもらう
- 耳の付け根が痛い+ 耳の付け根が腫れている+ 物をかむと痛い
-
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
かかりつけ小児科へ 腹痛:急性膵炎、難聴、睾丸の痛み:睾丸炎、頭痛、嘔吐:髄膜炎などの合併症がある。
- じ
●蕁麻疹(じんましん)
外来抗原、食物、外来物質などにより皮膚の一部が赤くなって膨らんでかゆみを伴う。
かかりつけ小児科を受診- 食物摂取+ 蕁麻疹+ 声がれ+ 咳+ 呼吸困難+ 顔面蒼白+ 意識障害+ 嘔気(おうき)+ 嘔吐+ 下痢
-
アナフィラキシーショックの疑い
エピペンを持っている場合には直ちに使用する。救急車を呼ぶ。なるべく早く医療機関または救急病院を大至急受診すること。最近カシューナッツなどの木の実によるアナフィラキシーショックが増加している。
- 特定の食物摂取+ 食後3時間以内の運動刺激+ 蕁麻疹
-
運動誘発性蕁麻疹の疑い
かかりつけ小児科へ。特定の食物摂取だけや、運動だけでは発症しない。
- ず
●頭痛(ずつう)
- 頭痛+ 発熱+ 咳+ 鼻汁
-
風邪(急性上気道炎)
かかりつけ小児科へ
- 頭痛+ 発熱+ 咽頭痛+ 関節痛
-
インフルエンザ
かかりつけ小児科へ
- 頭痛+ 前兆(光や臭いが気になる)
-
片頭痛の疑い
かかりつけ小児科へ
- 頭痛+ 発熱+ 嘔吐
-
髄膜炎の疑い
かかりつけ小児科より大学病院小児科を大至急紹介してもらう
- 頭痛+ けいれん+ 意識障害
-
脳蓋内出血(ずがいないしゅっけつ)の疑い
かかりつけ小児科より大学病院小児科、脳外科を大至急紹介してもらう
(ビタミンK欠乏症:乳児の胆道閉鎖症でビタミンKの吸収不全により、手術前に発症することがある)
- 頭痛+ 嘔吐+ けいれん+ 乳児では頭囲拡大+ 低身長
-
脳腫瘍の疑い
かかりつけ小児科を受診して病院の脳外科を紹介してもらう
- せ
●咳
発熱がなく、持続する夜間や早朝の咳嗽(せき)は、気道過敏性が原因の気管支喘息発作が疑われます。かかりつけ医に相談。
床に寝転んで豆菓子などを食べていたことがあり、以来ずっと咳が続いている場合には気管支異物が考えられるので、かかりつけ小児科を受診のこと。 - た
●体重増加不良(たいじゅうぞうかふりょう)
新生児~乳児:体重増加不良は哺乳量不足による場合が多いが、先天性消化管奇形、先天性心疾患などで吸収障害や呼吸障害などのために体重が増加しない場合がある。哺乳量不足の原因としては、母の母乳不足と児の哺乳力不足がある。
かかりつけ小児科で相談- 頻回の噴水状嘔吐(胆汁の混じらない嘔吐)+ 体重増加不良
-
肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)の疑い、胃食道逆流症の疑い(生後2~3週頃より発症)
かかりつけ小児科を受診して、検査、治療のために病院小児科を紹介してもらう。頻回の下痢による体重増加不良は、下痢の精密検査(便培養など)のためにかかりつけ小児科へ
- ち
●チアノーゼ
血液中の酸素が減少しているために、皮膚や粘膜が青色あるいは青紫色にみえる状態をいう。先天性の心臓病などに存在する慢性のチアノーゼを除いて、急性に出現したチアノーゼを認めたら救急車を依頼して、救急病院小児科を受診。- チアノーゼ
-
ショック状態(食物アレルギー、蜂などに刺されたり、特定の薬剤による)
アナフィラキシーショック
(重症肺炎や心筋炎による)心不全(呼吸困難、動悸、失神、浮腫、胸痛)
かかりつけ小児科、近くの医療機関、または大学病院小児科を大至急受診。
- と
●吐血(とけつ)
吐血とは血液を吐くことで、胃や十二指腸などの上部消化管からの出血を意味します。意識障害、頻脈、顔色不良の有無が重要です。- 吐血
-
出血量が多量であればショック状態になる可能性がある
救急病院小児科を大至急受診する
- に
●尿量減少(にょうりょうげんしょう)=乏尿(ぼうにょう)
ウイルス性の重症な急性胃腸炎による脱水により尿量は減少する。経口補液などにより、1日2回以上の排尿を確認することが大事。半日間も排尿が確認できない場合にはかかりつけの小児科を受診する。点滴が必要な場合もある。- 頻回嘔吐+ 水様性下痢
-
ウイルス性胃腸炎の疑い
かかりつけ小児科へ- ウイルス性胃腸炎+ 尿量減少
-
脱水の疑い
かかりつけ小児科を受診。必要があれば病院小児科を紹介してもらう。
- 尿量減少+ むくみ(浮腫)+ 高血圧
-
急性腎不全の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう。
- ね
●熱中症(ねっちゅうしょう)
暑い環境に居ると発症する可能性がある。-
軽症(Ⅰ度熱中症:熱失神、熱痙攣)めまい+ 立ちくらみ+ 筋肉の有痛性痙攣+ 体温上昇(軽度)
-
経口水分投与(糖、電解質を含む)水分補給、涼しい環境と安静が必要
かかりつけ小児科へ
-
中等症(Ⅱ度熱中症:熱疲労)40度以下の体温上昇+ 頭痛+ 疲労感+ 筋力低下+ 悪心+ 嘔吐+ ショック症状
- 冷却しながら救急車を依頼して病院救急外来へ
-
重症(Ⅲ度熱中症:熱射病)体温上昇40度以上+ 意識障害
- 冷却しながら大至急救急車を依頼して大学病院救急外来へ、生命の危険がある
-
- は
●排尿痛(はいにょうつう)
- 男児で排尿痛
-
亀頭包皮炎(きとうほうひえん)の疑い(包茎があり炎症で包皮が赤く腫れる、排膿を認めることがある)
かかりつけ小児科へ
- 排尿痛+ 頻尿+ 残尿感
-
急性膀胱炎の疑い
かかりつけ小児科へ
- は
●白色便(はくしょくべん)または灰白色便(かいはくしょくべん)
肝でつくられるビリルビン色素が、何らかの原因により胆汁中へ排泄されにくくなり、便が淡黄色から白色になることがある。
眼球結膜(しろめ)が黄色くなり、うす黄色の便を排泄して尿が強い黄色となる場合には、胆汁が流れない胆汁うっ滞症が疑われる。胆汁うっ滞症には、胆道閉鎖症、総胆管拡張症などの手術が必要な病気と、アラジール症候群、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(PFIC I,II,III型)、新生児肝炎などの肝内胆汁うっ滞症がある。
いずれもかかりつけ小児科を受診。胆道閉鎖症や総胆管拡張症が疑われる場合には小児外科専門医を紹介してもらう。- 下痢+ 嘔吐+ 白色便
-
ロタウイルス性胃腸炎の疑い。脱水に注意すべきである。
かかりつけ小児科へ
- は
●発熱(はつねつ)
明らかな発熱とは37.5℃以上をいう。
注意:乳児では、発熱後12時間以内の受診では、その時点での判断は難しいことがある。発熱後48時間以上経過すると病気が進行することがあるので、翌日の再診が必要である。- 発熱+ 意識障害(視線が合わない、呼びかけに答えない、眠ってばかりいる、意味不明なことを言う、突然の異常な行動)+ けいれん(手足を突っ張る、かくかくする、眼が上に上がる)
-
脳障害の疑い
かかりつけ小児科から大学病院小児科を紹介してもらう。時間外は救急車要請。
- 発熱+ 呼吸困難(息が苦しく呼吸が速い、呼吸が荒い、ゼーゼー、肩で呼吸をする、胸がペコペコとへこむ、犬が吠えるようなセキ、声がかすれる)
-
急性喉頭炎(きゅうせいこうとうえん)の疑い
先ずかかりつけ小児科を受診する。呼吸困難の程度によっては、病院小児科へ紹介してもらう。眠れない場合には救急受診。- 急性喉頭蓋炎(きゅうせいこうとうがいえん)の疑い
- かかりつけ小児科を受診するか、呼吸が大変に苦しい場合には直接救急車を依頼して救急病院小児科を受診
- 発熱+ 循環が悪い(顔色が青白い、土気色、唇が真っ白、紫色、熱が上がった後もずっと 手足が冷たい)
-
循環不全の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 発熱+ 尿量減少(おしっこが半日以上出ない)+ 食欲低下(ほとんど食べない、半日以上水分を飲まない)
-
脱水症の疑い
かかりつけ小児科を受診。状態によっては、病院小児科を紹介してもらう。
- 5日間以上続く38.5度以上の発熱+ 発疹+ 白めの充血+ 口唇の充血+ 首のリンパ節の腫大+ 手背のむくみ
-
川崎病の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう(入院精査治療が必要)乳児ではBCG接種部位全体の発赤が特徴である。川崎病では心臓の冠動脈の拡張と狭窄が生じることがあり、心筋梗塞により突然死する事がある。
- 発熱+ 嘔吐+ 乳児の大泉門膨隆+ 不機嫌+ 食欲低下+ けいれん
-
髄膜炎の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を大至急紹介してもらう。 細菌性の場合には予後が悪いことあるので、なるべく早く受診すること。
解熱剤の使い方、発熱の対処法、冷罨法(れいあんぽう:体を冷やす)の仕方解熱剤の使い方
1)解熱剤は38.5度以上で、元気が無かったり不機嫌の時に使用する。
2)2回目の投与は最低でも6時間はあける。
3)最大でも1日3回までとする。
4)生後3カ月または体重が6Kg以下の乳児では原則的に使用しないで体を冷やす。体を冷やす(クーリング、冷罨法)
発熱時には汗として水分が多く失われるので小児用の電解質の入った飲料を充分与え、氷嚢や保冷剤などを両わきの下やまたの付け根などに用いる。 - は
●鼻血(はなぢ)
大部分の例では一過性であり、手指によりほじることによるか、アレルギー性鼻炎による痒みで鼻をこすって出血する。これらの場合は綿球などで圧迫すれば10分程度で止まることが多い。
10分以上持続する場合には、耳鼻科を受診する。反復して止血しにくい場合には、血友病や白血病などの除外のための血液検査をするために、かかりつけ小児科を受診する。 - ふ
●腹痛(ふくつう)
小児の腹痛は便秘などの軽症のものから、緊急手術が必要な病気まで多くの種類がある。腹痛以外の症状が重なって存在したら、救急車を依頼して大至急救急病院を受診- 1) 交通事故などで腹部を打撲+ 頻脈+ 末梢冷感
- 肝臓、脾臓などの損傷の疑い
- 2) 激しい腹痛+ 激しい号泣+ 顔面蒼白+ 冷や汗+ 直立不可能+ 歩行不可能+ 前傾姿勢など
- 急性虫垂炎の疑い、卵巣のう腫茎捻転(らんそうのうしゅけいねんてん)の疑い
- 3) 頻回の嘔吐+ 血便
- 腸重積症の疑い(イチゴゼリー状血便)メッケル憩室炎(けいしつえん)の疑い(ブルーベリー状血便)
- 3) 頻回の嘔吐+ 激しい腹痛
- 腸閉塞の疑い
<緊急性が考えられる病名>
・ 外傷(肝臓、脾臓などの損傷により、おなかの中に多量の出血)
・ 急性心筋炎(微熱、疲労感、胸部不快、前胸部痛、息切れ、不整脈、呼吸困難、動機、失神、浮腫、ショック、チアノーゼ)
・ 腸重積症(頻回の嘔吐、周期的な泣き叫び、イチゴゼリー状の血便)
・ 急性虫垂炎(嘔吐、右下腹部腹痛、微熱、下痢)
・ ソケイヘルニア嵌頓(かんとん)(不機嫌、食欲不振、腹痛、嘔吐)
・ 卵巣のう腫茎捻転(腹痛、嘔吐)
・ 精巣ねんてん(睾丸の痛み、脹れ)
- ふ
●不整脈(ふせいみゃく)
脈の乱れを不整脈といい、速い場合と遅い場合がある。
脈拍数の基準:乳児は90/分未満、幼児は60/分未満、学童は50/未満- 意識障害+ 手足の冷感+ チアノーゼ
-
頻脈性不整脈
かかりつけ小児科を受診し、救急病院小児科を大至急紹介してもらう-
乳児の頻拍症の症状不機嫌+ 活動性低下+ 哺乳障害
- 乳児の頻拍症(ひんぱくしょう、頻脈性不整脈)
-
- 失神+ 意識障害+ ショック状態
-
除脈性不整脈
明らかに心不全の症状を伴う場合には、かかりつけ小児科、または救急病院小児科を大至急受診
- べ
●便秘(べんぴ)
乳児の便秘は母乳不足や水分不足でも起きることがある。硬い便を排泄する時に肛門が切れたりして痛いために排便を意識的にがまんして、便秘の悪循環となっていることがある。かかりつけ小児科で相談する。- 新生児期から 腹部膨満+ 嘔吐などの腸閉塞症状があり+ 頑固な便秘を主症状とする
-
ヒルシュスプルング病の疑い
かかりつけ小児科から小児外科専門医を紹介
- ほ
●哺乳力低下(ほにゅうりょくていか)
- 哺乳不振(生後2~3カ月頃)+ 体重増加不良+ 多呼吸+ 発汗過多
-
先天性心疾患の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
心雑音のない先天性心臓病(総肺静脈還流異常)もある。哺乳力低下の乳児では、鑑別が必要である。軽症例では口唇の色が少し紫色になることがある。
高口蓋(乳首を舌と口蓋でうまく圧迫できないために哺乳量が減少する。)
口唇口蓋裂(空気が漏れるために陰圧できずうまく母乳が吸えない。)
いずれもかかりつけ小児科を受診し、病院小児科、形成外科を紹介してもらう。 - ほ
●発疹(ほっしん)
- 発疹+ 5日以上続く38.5度以上の発熱+ 頸部リンパ節の腫脹+ BCG接種部の発赤(乳児しろめの充血)+ 口唇の充血
-
川崎病の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう。
- 発疹+ 39度台の発熱が3~4日持続後+ 不機嫌+ 下痢
-
突発性発疹の疑い
かかりつけ小児科へ
- 発疹+ 39度~40度台の発熱+ 咳+ 鼻水+ 重症感
-
麻疹の疑い
かかりつけ小児科へ。特別な治療法がないために死亡する可能性がある。ワクチン接種が2回必要である。最近では海外から持ち込まれることがある。
- 発疹+ 発熱が同時に+ 耳の後方リンパ節の腫大
-
風疹の疑い
かかりつけ小児科へ。脳炎の合併もある。妊娠初期に感染すると新生児が風疹症候群で出生することがある。
- 発疹(レース状、網状、四肢)+ 両頬の蝶型紅斑
-
伝染性紅斑(りんご病)の疑い
かかりつけ小児科へ 妊産婦が初感染すると新生児が胎児水腫を併発する。
- 丘疹(きゅうしん)(水をもつ、中央が凹む)
-
水痘の疑い、帯状ヘルペスの疑い、単純ヘルペスの疑い
かかりつけ小児科へ。分娩直前に妊産婦が感染すると、新生児水痘を発症する。
- 発熱+ 歯肉発赤+ 口内炎+ 口唇ヘルペス
-
(単純性)ヘルペス性歯肉口内炎の疑い
かかりつけ小児科へ
意識障害が出現したら直ちに救急病院小児科を紹介してもらう - ほ
●歩行障害
歩行時に関節の痛みを伴う場合には整形外科を、足の痛みが無い歩行障害の場合には脳外科を受診するが、かかりつけ小児科で相談し、病院小児科を紹介してもらう。先天性股関節脱臼(大腿部のシワの左右差がある、両足の長さに差がある、つかまり立ちを嫌がる、歩行開始の遅れ)
脳腫瘍(小脳腫瘍)
脊髄腫瘍(神経芽細胞腫など)(排尿障害も伴うことがある)
急性小脳失調症(突然の歩行障害、歩行時に体がゆれる)
ペルテス病(片側の股関節痛のために歩行障害)小児整形外科受診 - む
●むくみ(浮腫=ふしゅ)
- 顔や下肢のむくみ
-
ネフローゼ症候群の疑い(3~6歳が好発年齢)
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 浮腫+ 血尿+ 高血圧
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溶連菌感染後の急性糸球体腎炎の疑い(学童に多い)
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
- 頻脈+ 皮膚が白っぽくなる+ 手足が冷たい+ 体重増加不良+ 不機嫌+ 咳
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うっ血性心不全の疑い(心筋症、心筋炎の疑い)
かかりつけ小児科から病院小児科を大至急紹介してもらう
- 腹水(おなかに水がたまる)+ 黄疸+ 意識障害
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肝硬変症の疑い
かかりつけ小児科から病院小児科を紹介してもらう
ネフローゼ症候群や腎炎の疑いでは病院を紹介してもらう。
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本ページの内容は、「医療法人社団 順伸クリニック 小児科・眼科」の入戸野博医師が作成したものです。本ページの文章の無断転載・複製を禁止します。
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